政策
2016年1月5日
政策雑感(7)
皆が気をつけなければいけないこと、それは日本の財政である。
今の日本の財政の基本的な構造は
- 国の借金は1,000兆円を超えた。
- 日本銀行は80兆円毎年国債を買っている。
簡単に言えば、(ⅰ)新しい国債約40兆円(ⅱ)古い国債約40兆円である。 - 日銀が持っている国債は300兆円を超えた。
- 経済実体がないのにお金だけ印刷する。
通貨インフレが起きそうだが、今は物価は下がる傾向にある。 - このまま続けて良いのかと問われれば、このやり方はいつか天井にぶつかる。
- 運用先が乏しい銀行も国債を欲しい。日本銀行と市中銀行がぶつかる可能性がある。
- 皆気がつかないが、「皆の資産」は薄まっていく。
- 政策目標として、その年の支出はその年の収入で賄う。
その時代を早くしないと、取り返しのつかない混乱が起きる。 - 繰り返しで申し訳ないが、政治が財政に不感症になっている。