政策
2016年7月7日
政策雑感(24)
英国のEU離脱に伴ってはっきりしているのは次のことである。
- EUに対して離脱を申込みをするのは英国自身である。
- イギリスの新首相が決まるのは9月9日であって、それまではEUとの間でなんの交渉も行われない。
- EUの幹部は「良いとこどりはさせない」と言明しており、英国が有利な条件を獲得することはできない。
- 多分WTOのルールに帰着するであろう。
- スコットランドは英国とは別行動をとりたい、できれば別の国になりたいという難問が出てくる。
- フランス、オーストリア等々はEUを嫌いな勢力が抬頭している。
- 国民投票の結果をひっくり返すことは原理的に不可能であり。途中で修正の効く議会制度の方が安全である。
- 国民は熱狂に流されやすくポピュリズムがはびこる。
- 本当の議会の生みの親の英国が国民投票というギャンブルをやった。キャメロン首相の選択は正しくなかったと思う。